iDeco(個人型確定拠出年金)のこと(投資配分編)

iDeco

4.投資配分について

iDecoでの投資配分は、基本的には国内債券と株式で50:50とすることとしています。本来であればもう少し分析や最適化計算等をするのが良いのかもしれませんが、自分の中でわかりやすいことは複雑な計算結果よりも大事だ、と勝手に言い聞かせてます。

ただし、これはあくまで基本となる配分ですので、その時々の自分の投資判断によって配分を変えており、現時点(2021年3月時点)では、投資金額の85%が株式インデックスファンドに投資されています。

iDeCoは(私の場合)毎月のお給料から天引きされた拠出金額が追加投資され、一旦現金のようなものにプールされた後、自分で選択した投資信託を自動で購入します。これまでは株式相場にとって良好な市場環境でしたので、既に配分し順調に資産が増加した株式はそのまま触らずにホールドしておき、追加拠出する新たな投資資金については、国内債券インデックスファンドを購入するように設定しています。こうすれば、基本配分として決めておいた50:50に自動的に近づいていきますし、株式相場がさらに上昇しそうだと判断した際には、積み上げられてきた国内債券インデックスファンドを売却し、追加的に株式市場に投資することができるからです。
とはいえ、直近はややバブル感もある株式市場ですので、そろそろ一旦株式ファンドから国内債券インデックスファンドにお金を移すこともあり得そうです。

5.投資配分変更1

これまでiDeCoに投資を開始してから、投資配分を変更したことは、大きく2回ほどありました。
1回目は、アベノミクス相場のとき、2回目は直近のコロナ禍においてです。

2012年末にアベノミクス相場が始まり、しばらく経ったころ、私のiDecoポートフォリオの運用益も順調に増えていきました。この時「このまま株式市場が上がり続けるわけはない!」と誤った判断をし、株式ファンドをすべて売却して、国内債券インデックスファンドにすべての投資金額を移しました。

もちろんこれは、大失敗でした。自分の性格的に、上がってしまった相場に後追いすることが苦手で、結局大きな上昇相場の果実を取り損ねてしまいました。とはいえ、これも結果論ではあったとは思います。

6.投資配分変更2

2回目の投資配分変更は、直近のコロナ禍の市場においてです。

世界中の多くの人がコロナ・ウィルスの影響を受け、現在でも多くの人、またお店を運営している人がいらっしゃいます。コロナ・ウィルスの影響が速やかに取り除かれ、一刻も早く皆が元の生活に戻れることを願うばかりです。

株式市場も2020年3月頃に大きな下落をしました。この時まで、ポートフォリオの8割程度が国内債券インデックスファンドに投資されていましたが、今回の大きな下落については、一時的なものであり、株式市場は比較的早く上昇相場に戻っていくはず、と判断し、ポートフォリオの大部分を株式インデックスファンド(現在も保有しているTOPIX100インデックスファンドとNYダウ・インデックス)に変更しました。幸運にも今回の判断は的中し、これまで非常に大きなリターンを獲得することができております。

ただし、これは本当に偶然の産物であって、そもそものiDeCoにおける投資方針は、基本配分にできる限り近い配分でほったらかしをする、というものであり、決して投資配分を頻繁に変更し、市場の上昇・下落のタイミングを見計らって投資をするものではありません。
市場の予測をすることは、できないか、できるとしても非常に短期の未来だけであるという実証分析があるそうです。大きなイメージで、株式は長期的には年率5%くらいのリターンはあるはずだ、というくらいの気持ちで、でんと構えて置くのが良いのではないでしょうか。

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