iDeco(個人型確定拠出年金)のこと(投資対象編)

iDeco

iDeco(個人型確定拠出年金)について書いてみたいと思います。長くなってしまったので前半の「投資対象編」と後半の「投資配分編」の2回に分けます。

(前半「投資対象編」)

  • iDecoについて
  • iDecoの投資歴
  • 投資対象について

(後半「投資配分編」)

  • 投資配分について
  • 投資配分変更1
  • 投資配分変更2

1.iDecoについて

iDeco(個人型確定拠出年金)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている任意で加入できる私的年金制度です。

自分で申し込みを行い、掛金を拠出し(通常は給与からの天引きになることが多いと思います)、自分で運用方法を選んで掛金を運用する制度です。

運用期間満了後に、掛金とその運用益との合計額を給付として受け取ることができます。

https://www.ideco-koushiki.jp/

1-1. iDecoを活用するメリット

・所得税・住民税の軽減
iDeCoに拠出する掛金は、全額所得控除の対象となるので、その分毎年収める所得税・住民税が軽減されます

・運用益の非課税
iDeCoの運用期間中に得られた利益については、非課税となります。
通常の株式取引等においては、利益の20%に対して所得税が課税されますので、これは大きな税の優遇となります。

・一時金の受取りが1,500万円まで非課税
受取りの際の一時金の受取りにも税の優遇があります。

1-2. iDecoを活用するデメリット

・60歳まで原則お金を引き出せない
例外的な場合を除き、原則として60歳までお金を引き出すことができません。
まとまったお金が急遽必要になった、というような場合でも、iDeCoのお金をあてにすることはできないので、注意が必要です。

・元本割れリスクがある
投資対象にもよりますが、基本的には投資ですので、拠出した金額を下回ってしまう元本割れをするリスクはあります。

・口座管理手数料がかかる
こちらも見落としがちですが、長期にわたって証券会社の口座にお金を預けることになりますので、口座管理手数料はできる限り低い会社の口座をえらぶことは大事になるかなと思います。私自身は口座開設時点で一番管理手数料の安かった「SBI証券」を今でも利用しています。

2. iDecoの投資歴

iDeco(個人型確定拠出年金)は、2017年1月から制度が始まっていますが、その前から知名度は低かったものの「個人型確定拠出年金制度」自体はあった(と記憶しています)ため、この制度を活用して自分年金のための投資をしていました。


制度を活用した投資のそもそものきっかけは、以前勤めていた会社での収入は、給料としては「基本給+歩合給」をもらえたのですが、退職金制度はなく、会社の方から「こんな制度(個人型確定拠出年金制度)があるから、みなさんも始めたらどうですか?」と資料一式を用意して、配布してくれたことがあったからです。
当時は制度の仕組みもよくわからず、とりあえず何らかの優遇措置のある投資制度だからやってみよう、と勢いで始めました。結果的には、自分自身が投資してきた「株式」「海外株式」「ETF」「FX」「ビットコイン」等の中で、現時点では一番利益が出ています!

投資における人間の心理(行動経済学の対象になっていると思いますが)は一般に、含み損については回復する(と信じて)まで抱え続け、利益については、少額で確定しまうという傾向があるらしいので、その辺が私の投資行動にも影響を与えているのかと思います(とはいえ他の投資対象でも利益が出るように目下勉強中です!)。

3.投資対象について

iDeco内での投資対象に対する考え方は、

  • インデックスファンドに投資する
  • 手数料の安いファンドに投資する

を自分の中でのルールとしています。

様々な会社が算出するベンチマークに追随することを目的とする「インデックスファンド」は、これまでの実証的分析の結果からも、ベンチマークを超える運用実績を目指す「アクティブファンド」に勝っています。

また同じようなファンドがいくつかある場合、その中で一番「運用報酬」が安いファンドを選択しています。
不確実性の伴う投資の世界において、唯一投資した瞬間に確定する確実なリターンが「手数料(販売手数料、信託報酬等)」というマイナスリターンです。iDecoは投資期間が非常に長期になりますので、期待値が同じ(あるいは近い)投資商品に投資する場合、手数料、とくに信託報酬が高いファンドで(プラスの)期待するリターンを取っていくことは、手数料の安いファンドで期待リターンを取ることよりも確率的に難しくなってしまいます。

投資対象とする資産クラス(何に投資するか)ですが、

  • 国内債券インデックスファンド
  • 株式インデックスファンド

としています。
債券については「国内」のみにしていますが「株式」は国内のみならず、全世界を対象とするようにしています。現時点では「国内株式インデックスファンド」と「米国株式インデックスファンド」を保有しています。

具体的な投資商品名を書くと、

  • 三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)(信託報酬:年率0.132%)
  • iFree NYダウ・インデックス(信託報酬:年率0.2475%)
  • SBI TOPIX100インデックスファンド(信託報酬:年率0.264%)

の3つの商品となっています。国内の株式市場に投資をする「SBI TOPIX100インデックスファンド」は別になくても良かったのですが、雰囲気で買ってしまいました。全世界(新興国も含む)の株式に投資するのがベストな選択かな、と思いつつも、現実的に、また長期の視点で見ても、米国株式にまさるリターンを上げている市場はなさそうですよね。

なお、iDeco投資を始めた当初から結構な期間において、

  • 国内債券インデックスファンド
  • NYダウイ・ンデックスファンド
  • MSCI世界株式インデックスファンド
  • 新興国株式インデックスファンド
  • ひふみ年金(アクティブファンド)

でした。ひふみ年金に投資したことは、インデックスファンドのみに投資するという基本原則に反してしまっていたのですが、結果的には結構な利益が出たので、売却しました。
世界株式と新興国株式は投資してみましたが、NYダウの方が断然パフォーマンスが良かったので、ひふみ投信とともに売却しました。投資の神様ウォーレン・バフェットも、投資についてよくわからない人は、とりあえず「S&P500」を買うべしと言っていますね。

続きは後半の「投資配分編」に書いてみたいと思います。

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