妻から薦められた「いますぐ妻を社長にしなさい 」という本に影響され、内容そのままに、妻を社長にする形で起業をしてみようと思い始めたころ、ふと昔からの友人がコンサルティングのようなことをしていることを思い出しました。
同窓会的な場でも何回も会っていて、今どんな仕事をしているのかということも、ふんわりとは聞いていましたが、人というものは自分の興味のないことは、頭に入ってこないものですね。
いざ自分が起業に興味を持ったときに、きちんと会ってしっかりと話を聞いてみたいと思い、連絡をして沢山の質問をしました。彼からすると、突然連絡してきた昔からの知り合いに(ほぼ無料で)貴重な時間を使ってアドバイスをすることは、彼自身にはほとんどメリットのないものであったと思います。けれど、彼は快く相談に乗ってくれ、起業のための具体的なアドバイスをしてくれました。
今日はその時に彼と話した事柄や自分自身が思ったことについて、書いてみたいと思います。
金持ちトモダチ
久しぶりに会った昔からの友人は「金持ちトモダチ」になっていました。年収も教えてくれましたが、ビックリするくらい稼いでいましたし、一定の収入がないと口座を開けない富裕層向けの銀行(プライベートバンク)に口座を持っていて「今年はプライベートバンクに口座を開設する関係で、香港に行ってきた」と言っていました。乗っている車も高級車でした(笑)。
私の中での彼についての最新情報は、数年前に税理士になるのをあきらめて、社会保険労務士の資格を取り、人事コンサルティングのようなことを生業としている、というものでした。
今やっている仕事を聞くと(具体的な事柄は伏せますが)、社会保険労務士としての仕事を軸にしながら、この他に業務内容や肩書の違う名刺だけでも3枚持っており、自分自身に収入をもたらす手段という意味では、10以上の業務を並行して行っているということでした。そこに至るまでには、自分を訓練・成長させるための様々なワークショップ、セミナーなどにも積極的に参加をしていたという話もしてくれました。
そんな彼を見て、心の底から「うらやましい!」と思いました。すぐにでも起業して、出来る限り速く彼に追いつき、この世界を彼が今見ている視点から自分自身も見てみたい!と強く思いました。
彼との出会いによって、残された人生、自分自身も「経済的に独立」して歩んでいこうと決意し、昨年合同会社を設立しました。
もらったアドバイス
今でもしっかりと心に焼き付いている彼からのアドバイスがいくつかあるのですが、その中でも3つ大きなものとして、
- 収入を得る手段・方法は20種類くらい持てるようにする
- 起業するなら、ホリエモンの「理想の業態」のアドバイスを参考にするとよい
・在庫なし
・利幅が高い
・安定的なキャッシュフロー
・小資本から始められる - 「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」でいう「B」と「I」に入ることを目指す
※別途書評を書きたいと思いますが、BはBusiness Owner(経営者)、IはInvestor(投資家)のことです。彼はこの本を、全部覚えるくらい読んだと言っていました。
その他彼にした質問、彼からもらったアドバイスについて、覚えているものを箇条書きで書き残しておきたいと思います。
Q. 合同会社を設立するとかなりメリットがあると本にあったが、具体的にはどんなメリットがあるのか?
A. 会社に係る支出について、ほとんどのものが「経費」にできるようになる。
毎年かかる費用として「登録免許税」が6万円かかってしまうけど、会社に損失が発生しても10年間は繰越せる。起業すること自体にある程度の決意が固まっているのなら、トータルで法人化(合同会社を設立)した方が得だと思う。
Q. 会社を設立する具体的な手続きの方法は?
A. これがすごい便利なサイトがあって「ひとりでできるもん」というサイトを利用すれば5千円程度で合同会社が設立できてしまう。実際に自分もいくつか合同会社を持っているが、全部このサービスを利用して作った。
https://www.hitodeki.com/
Q. 税務関係の手続や決算のために、税理士と契約する必要があり、コストもかかるのではないか?
A. 規模によると思うが、設立してからしばらくは税理士と契約しなくても、会社は回っていくと思う。
Q. 会社を設立することによって、色々なものが「経費」になると知ったが、
・車の購入費
・ガソリン代
・住居費(家賃)
・スマホなどの通信費
といったような支出は経費にできるのか?
A. やり方にもよるが、大体は経費にできる
まだまだ私の会社は順調とはとても言えませんが、起業してみて初めて分かってきたことも沢山ありました。安定した利益・キャッシュフローが出るようになったら、また彼に会いに行き、御礼と報告ができたらいいなと思っています。
またいつかは、私の方からも、彼に何かしらの価値を提供できるような人間に成長していきたいと思っています。
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