「楽天ひかり」で「IPv6」の設定をしたら回線速度が「30倍」に改善!
結論から書かせてもらいますと、自宅のインターネット回線「楽天ひかり」の速度が非常に遅かったのですが、「IPv6」の設定をしてみたところ、速度が約30倍に改善されました!
回線速度のテスト結果を、IPv6設定前と設定後で比較してみました。
速度テストは「USEN GATE 02」というサイトを利用させていただきました。大変ありがとうございます。
【IPv6設定前】
IPv6設定後
回線速度のテスト環境
今回テストした環境は、下記のような感じです。
- 測定時刻:22:30頃
- Wifiルーターからの距離:約10m
- 他に使用している機器:Wifi中継器
回線速度は、ネットを使用する時間帯等にもよるのですが、今回のテストでは、普段自分が良く回線を使用し、かつ回線が混雑していると言われる「21時~23時」の間に行ってみました。
自宅のネット環境を簡単に説明しますと、光回線の機器一式(Wifiルーターやユニット等)は普段自分がパソコンやスマホを使用するリビングとは一番離れている部屋(間にキッチンと部屋が1つ)にあります。
また、回線速度が遅かったこともあり「Wi-Fi中継器」を使って電波を届かせています。
我が家の光回線契約
2021年に入ってから、自宅のインターネット回線を「楽天ひかり」に変えました。
楽天ひかりにした理由は「楽天ポイントせどり」をするのに必要な「SPU」(スーパーポイントアップ・プログラム)の還元率を上げるためです(楽天ひかりを契約すると+1倍)。
楽天ひかりの前は「ソフトバンク光」を使用していました。
ソフトバンク光も「回線速度は最大1Gbps」との触れ込みで、完全に安心していたのですが、集合住宅に住んでいる我が家では、回線速度がまったく上がらず、ソフトバンク光のサポートに何度も改善方法を問い合わせることをしました。当時の速度でダウンロードが「10~15Mbps」でした。
ソフトバンクの指示・提案にしたがって、ソフトバンクから(実質無償)提供されるルーターを市販のルーターに変えてみたり(下記でお話しするBuffaloのルーターを購入しました)、ルーターの設置場所や設定の変更もしてみたのですが、速度は全く改善されず、それであればと提案された「ソフトバンクエアー」への変更を検討するも手数料がかかることが判明したため結局断念しました。
最終的にはソフトバンクから「解約を検討している顧客向けのキャンペーン」ということで「12ヶ月間の月額料金から\1,000の割引」を受け入れる形で、しぶしぶネット回線を利用していました。
Buffalo製ルーターの「IPv6」の設定
自宅のWifiルーターは、こちらのBuffalo社の「WSR-A2533DHP2-CB」を使っています。
(前述の通りソフトバンクからルーターを変えれば速度が改善するという提案をされたので、購入したものです)
なお「IPv6」とは何かという説明については、下記の楽天ひかりのサイトから引用させていただきます。
次世代規格IPv6とは
インターネットでデータをやりとりするために「IP(インターネットプロトコル)」というルール(規格)が定められています。インターネットの利用者や接続機器の増加に伴い、従来の規格「IPv4」に変わって新たに登場したのが次世代規格「IPv6」です。IPv6に対応した通信方式を利用することで、回線の混雑を避けることができます。IPv6は混雑しないから速い
ピークタイムでも速い
お昼時や夜など多くの人がインターネットを利用する時間帯は、従来の通信規格では回線混雑により、通信速度が低下していました。
次世代規格IPv6に対応している通信方式なら、ピークタイムでも回線が混雑せずインターネットがサクサク使えます。都市エリアでも速い
https://network.mobile.rakuten.co.jp/hikari/internet/ipv6/?l-id=rhk_sibling_ipv6_xpath_ipv6
人口が密集している都市エリアはインターネット通信量が多いため、従来の通信規格では通信速度が低下していました。
次世代規格IPv6に対応している通信方式なら、都市エリアでもストレスなく、安定したインターネット通信が利用できます。
「IPv6」の設定の手順は下記の通りです。
私は今回この設定をスマートフォンで行いましたので、スマートフォンの画像で説明をしたいと思います。
Wifiを接続した状態で、ブラウザアプリにて「http://192.168.11.1」と入力する
Buffaloのルーターの設定をする場合、Wifiに接続した状態で上記入力をブラウザにて行います。すると下記のようなBuffalo AirStationのログイン画面になるので、ユーザー名とパスワードを入力します。
「IPアドレス取得方法」の設定を変更する
ログインができましたら、画面左側のメニューから「Internet」、その下部の「Internet」をクリックします。
設定変更前は下記のように「IPアドレス取得方法」が「PPPoEクライアント情報を取得する」という設定になっていました。
この設定を下記の画像のように「transixを使用する」に変更し、「ゲートアドレス」の箇所に「dgw.xpass.jp」と入力し、右下の「設定」ボタンを押します。
そうすると「設定の変更中」というメッセージが出ますので、変更が完了するまでしばらく待ちます。
これだけで設定は完了です。
設定の変更によって「IPv6」が利用されているかを確認するサイトがあります。こちらで設定変更後にきちんと変更が完了されているかチェックしてみたほうが良いと思います。
問題なく設定変更ができていましたら、試しに普段良く見るサイト等で速度が変わっているか体感してみると良いかと思います。
設定変更後の使用感
設定変更後の速度テスト結果の数値をみて、正直それほど爆速になったわけではないでしょ!?と思う方もいらっしゃると思います。
しかしながら自分自身の素直な感想としては、すごく快適です!
これまではインターネットでYahooやGoogleニュースを見るときにも、ページが開くまでに少々タイムラグがある印象がありましたし、YouTubeやAmazonプライムを始めとして動画・映画を見るときにも、再生するのに時間がかかったり、途中で切れてしまったりしていましたが、このような現象が無くなりました。
変更作業がちょっと面倒くさいな、と足踏みしてしまう気持ちも良くわかりますが、この速度の劇的な改善は、一度試してみる価値はあると思います!
自宅のインターネットの光回線速度に不満がある方は、現在の設定を確認したうえで、「IPv6」の設定を試してみては如何でしょうか。
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